目標を設定する際に意識すべき「3つのポイント」があります。
「詳細に」、「鮮明に」、「定量的に」の3つです。
■詳細に-具体的に細かく分けて考える
■鮮明に-ゴールイメージ(目標が達成出来た状態)を明確にする
■定量的に-出来るだけ数値化する
具体例で、「語彙増強」という課題に対する目標を立ててみましょう。
悪い目標例
パス単を全部覚えよう!!!!
大ざっぱで、いつまでにどのくらいできているかが分からない悪いパターンです。
これを次のように具体化することで、アクションにつながる良い目標になります。
1 数値ゴール:
パス単アプリの正解率をAランク98%、BCランク95%以上にする
3月-Aランク完成、4月-Bランク完成、5月-Cランク完成
いつまでに何をどうするかを明確にします。また途中の目標(マイルストーン)を設けることで、計画の途中修正が可能になります。
2 状態ゴール:
英検語彙問題を10分で解いている状態
この状態ゴールというものも大事で、目標達成しているときの状態がどんな状態にあるのかをイメージすることで、そのために必要なアクションが何かを考えることができます。定量的な目標ではなく、定性的な目標になります。
この場合、10分という時間が目標に加えられているので、そのために何をすべきか考えるようになります。
状態ゴールというのは、慣れないと変な感じかもしれませんが、達成したときの自分の状態を「~している状態」というように表現すると分かりやすくなります。
このように大きい目標を出来るだけ分解して考え、具体的な行動に落とし込むことが目標設定の上で大事な1点目です。
目標設定でもうひとつ大事なことは、3つの目標を立てることです。
最高の目標、中間の目標、必ずできる目標の3つです。
今回の目標を中間の目標に置き、それより高い目標を最高の目標と置くことで、達成すべき目標の達成イメージがぐっと下がります。また、より高みを目指すことで、トレーニングの密度や考え方が変わってきます。
意識の置き所を変えるだけで、随分心構えが変わってきます。
設定した目標を達成することが当たり前のこととして考えられるようになってきます。